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中古住宅の価値について

ユアラボ無料住宅相談です。

HPを新しく作り直してなかなかブログの更新ができませんでしたが

少しずつ扱いに慣れてきましたので、今後はなるべく更新できるように頑張ります!

 

今回は最近売却査定のご依頼を頂いた中古住宅について

少し珍しいタイプの建物でしたのでブログでお伝えしたいとおもいます。

 

通常、戸建の中古住宅は築年数が経過すればするほど価値が下がっていくものですが

中には価値が落ちにくい建物も存在します。今回査定依頼頂いたものがまさにそれに該当する建物でした。

本物件は45坪ほどの建物で5LDKで2階建てとやや広めの間取りでした。

築年数は32年で、一部鉄骨の木造住宅でこの時点で少し珍しい建物なんですが

一部鉄骨である理由が本物件の大きな特徴の一つで、通常の住宅にはない大きな2階テラスがありました。

 

更にインテリアは建具の痛みがほとんどなくハウスクリーニングで充分綺麗に使える状態だったのですが

使用されている建具が恐らく当時で言えば高級と言われるもので造られており、キッチン含め非常にこだわりの詰まった

インテリアとなっておりました。

 

ここで価値の落ちにくい建物のポイントとして挙げられるのが

①他の建物に見られない大きな特徴があること

②経年劣化の少ない建物であること

になります。

①については、今回は2階の大きなテラスになりますが通常は広くても4.5帖ほどのになると思いますが

本物件は少なくとも20帖ほどあり、そのテラスで2家族くらいでもBBQができる広さとなってました。

その耐荷重を支えるための鉄骨造になっていると思われます。

このような建物は今の時代だと建築するのが大変でかなり費用も掛かると考えられます。

(まず大手メーカーだと無理だと思います。)

 

②については、基本的に多くの戸建て住宅に使用される扉、腰壁、キッチン等は木材にシート貼りで加工されている場合が多く

数年経過すると一部剥げてきますし、めくれたシートはかなり強力な接着剤を使用しない限りはまた剝がれてくるので

どうしても劣化を隠すことが難しいです。

またシート貼りでなくてもドアや扉については貼り合わせた木材でできていることが多く中が空洞で軽く

こちらもある程度の年数が経過すると、接着部分が剥がれてもろくなることがありますし表面が柔らかいので

非常に傷も入りやすいです。

 

一方、本物件で使用されている部材は張り合わせやシート貼りでなく無垢の木を使用されていますので

固く重量感があり、傷もほとんど見られずきれいな状態でした。

築32年でその状態ということは、この先いきなり劣化するということは考えにくく

非常に長持ちするものと考えられます。

 

以上のことから、通常の経年劣化を考慮せず今の新築建売住宅よりも価値が高いと判断し

比較的高額の査定結果をご提案させて頂きました。

 

一つ懸念事項としては構造上の問題がないかということで

一応弊社でも各箇所におきまして水平垂直の確認と、フロアや畳の痛み等は確認はしました。

結果特に問題はないと判断しておりますが、今後購入希望者の方には住宅診断をお勧めしたいと思っております。